旅好きの男同士というのもあり、父と二人旅に行く事は何度もありました。
三年前の5月、栃木県の赤滝鉱泉という宿へ行きました。
この場所が実質、父との最期の旅の場所になりました…
当時運営していたブログにて記事にしていましたが、そのブログは現在閉鎖。
宿の方にも「ここで過ごした事を書いてもいいですか?」と話し許可を得ていたので、
今再び、この場所で記事に再編したいと思います。
忘れたくない思い出なので…

東京から新幹線で約一時間。那須塩原という駅で下車し、
そこから上りの東北本線に乗り、少しだけ戻るかたちで矢板駅へ。
私達は現状、運転に自信が無かった為、この駅で宿の方の送迎を待ちました。

矢板駅から更に車で一時間程。
急勾配の下る道を降りて行くと、赤滝鉱泉が見えてきます。

この日は若干天気が崩れ気味でしたが、雨が上がったタイミングで近くを散策すると、
アゲハチョウが沢山舞い、静かで落ち着く場所でした。

建物の中も木の温もりが感じられ、外から差す光もイイ感じです。

宿泊した日は私達だけでしたので、入浴も自分達のペースで出来て良かったです。
宿の方に申し出るとWi-Fiのパスワードを教えてくれました。
何度か鉱泉に浸かって横になりながらアニメなど見てましたが…(笑)
こんな時は少しスマホから目を離す時間もいいと思います。
文庫本も少し置いてありました。

浴室は基本的に貸し切り(?)で
浴槽も大人一人が浸かれるくらいの広さです。ちょっとだけ深かったかな?
鉱泉ですので宿の方が入浴のタイミングで沸かしてくれます。
少し熱めですけど、冷ましながら入ってくださいとのことで、
蛇口から冷たい鉱泉を出して温度調節しました。
この湯はとても不思議で、浸かった後も数時間ずっと体が温まる感じがします。
神経痛などにも効くとのことで、東京に帰った後も暫く調子が良かったのを覚えています。

山の中なので基本的に売店や自販機などはありませんが、
水道の水が冷たくて美味しいですし、
ごはんも美味しく頂きました。

呑兵衛コンビなのでビールを追加注文しましたが、
かっぱえびせんが付いてきたのが嬉しかった(笑)
翌朝。
朝食前にもお湯を沸かして頂いたので朝風呂。
就寝前もこの日は例年に比べて寒い日(話によると3月並の寒さで一桁の気温でした!)
でしたので、暖かい布団も出して頂き、気持ちよく寝れました。

これは宿を車で出て間もなくの道を4K動画で撮影して、静止画で切り抜いたものです。
やはり少しだけ雨は降っていたと記憶してます。
針葉樹の森、綺麗だったなあ…
私はずっと外の景色を眺めていましたが、
話好きの父は宿の方と矢板駅に着くまでずっと世間話をしていました。
この旅の時は私はヘルプマークを付けていたのですが、
宿の方が体の不調の事もずっと心配していて、
別れ際に「お元気でいてください」と声をかけて頂いたのを今でも忘れません。
本当に良い旅、良い宿でした。
因みに、この場所へ行くきっかけは、
父が大昔に秘湯宿のガイドを読んだ事があったらしく、
そこから実際に行ってみよう!という流れになったのです。

帰りの那須塩原駅で。
栃木に来たらこれは必ず食べます(笑)
